Jazz The New Chapterのなかで最も気に入ったのはジャマイア・ウィリアムス
現代ジャズをいいと思ったことがあまりないので、ちょうど連休で予定もないということもあって、この本を買ってじっくりと熟読してみた。刊行は2014年の2月だからもう1年以上まえの新刊なのであるが、いまでもタワレコなどのジャズコーナーに行くとしっかりと販売されている。
Jazz The New Chapter~ロバート・グラスパーから広がる現代ジャズの地平 (シンコー・ミュージックMOOK)
- 作者: 柳樂光隆
- 出版社/メーカー: シンコーミュージック
- 発売日: 2014/02/14
- メディア: ムック
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隣りには必ず、オムニバスCD版も陳列されており、ようするに書籍(ムック)を読みながらCDを聴けば、現代ジャズをおおかた把握できる、というわけである。
- アーティスト: オムニバス,グレゴリー・ポーター,アレニ・アグバビアン,リオーネル・ルエケ,カート・ローゼンウィンケル,ネクスト・コレクティヴ,クリス・バワーズ,ロバート・グラスパー,テイラー・アイグスティ,ブライアン・ブレイド,クリスチャン・スコット
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2014/08/13
- メディア: CD
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ロバート・グラスパーをはじめとするコンテンポラリージャズについてはいろいろと思うところもあって、最近はようやく、グラスパーの作品を全部聴いてみようかという気にもなりつつあるが、それよりも先にこのCDを聴いてみて気になったが、ジャマイア・ウィリアムスというドラマーである。CDでは5曲目のクリスチャン・スコットというトランぺッターのアルバムに参加。規則正しくきめ細やかなリズムキープが耳に残った。
ただ、本誌ではそのジャマイア・ウィリアムスにそれほど重きをおいて扱われている訳ではない。グラスパーのドラムが技巧的であるという話は以前から耳にしていたが、どうやらそれは別人。クリス・デイブやマーク・コレンバークの2人が大きく扱われているのみで、ジャマイア・ウィリアムスは索引にさえ、その名前が出てこないのである。
仕方ないのでネットでググってみたらこんなサイトを見つけた。
第13回 N.Y.の最先端を探せ!! - 「DJ 大塚広子の神保町JAZZ」 - ナビブラ神保町
これを見る限りでは、結構有名な若手ミュージシャンの有望株のようで、来日もしている。ケニーギャレットとの共演がもっともジャズよりの活動で、あとは現代ジャズとかニューロックとか、そのへんの活動が目立つ。
Jazz The New Chapterで収録されているアルバムのうち、クリスチャン・スコットのアルバムとともに、ジャマイア・ウィリアムスが参加しているのは、これ。
そのうちCDを買ってみよう。