ケビン・ユーバンクスの入手できない2枚。
すでに身体の一部になってしまったApple Musicで連日サーフィンをしていたらケビン・ユーバンクスを見つけた。ケビン・ユーバンクス.....。いまひとつメジャーにこそなれないが、デビュー当時はアート・ブレイキー・ジャズメッセンジャーズの一員として、輝ける80年代のウィントン・マルサリスとともに活躍していた。ジャズメッセンジャーズには歴史的にギタリストは珍しいので、そういう意味ではとても希少な経歴をもつギタリストといえるだろう。ソリッドなギターがとてもかっこ良い。時代によって、どフュージョンにはしった時期もあるが、コンテンポラリー系の技巧派ジャズギタリストのなかでは、そのピッキングの強烈さなどから異彩を放っていたひとりである。
そのケビン・ユーバンクスのアルバムで見つけたのがこの2つ。
Kirk Lightsey Trio / From Kirk to Nat(2009)
Kevin Eubanks Group “Live”
前者はKirk Lightseyトリオでのライブ。ピアノ、ベース、ギターというやや変則的な編成だが、三者のリラックスした演奏のなかでも緊張感のあるケビンのギターが聴ける。曲によってはヴォーカルがすこし違和感がありつつもトータルでは好演。
- アーティスト: KIRK LIGHTSEY TRIO,Kevin Eubanks,Rufus Reid
- 出版社/メーカー: CRISS CROSS
- 発売日: 2008/12/03
- メディア: CD
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そして、後者の Kevin Eubanks Group “Live”。こちらのほうがケビン節全開といったところだろうか。
残念なことに2枚とも日本では手に入らない。そのうちどこかで出会えることを期待しつつ。
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昨日は高円寺の古本屋で友部友人の『ニューヨークの半熟卵』を買い、本日は北米ボルティモアのCDショップからマーク・キャリー・フォーカストリオのFOR DIRECTIONSが届いた。
今日も暑い1日。いったいいつまでこの猛暑、続くのであろうか。