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長野に印刷・製本が多いのはなぜか?

 とある出版団体の研修と会議に出席するために3日間の長野滞在。善光寺参りをして蕎麦を食べて連日の懇親会であった。宿泊のJALホテルは最上階のレストランに行くと遠くの山並みが見えて、風情がある。毎朝、朝食時には時間をかけて山菜料理を味わった。

 今回の研修のひとつは印刷・製本会社の見学も含まれている。長野には印刷・製本会社が多い。わたしは、岩波書店岩波茂雄みすず書房小尾俊人、筑摩書房の古田晃、理論社の小宮山量平と、出版社の創業者も多いから印刷・製本屋が多いであろう程度に思っていたのだが、見学させていただいた印刷・製本会社のみなさんの話によると、①関東大震災後に東京から移転させた、②松代大本営の付近に印刷・製本業を集中させたを、という歴史的理由以外にも、現在でも長野は③製本に使用するニカワの乾き具合が土地の湿度に適しているという利点がある、とのことであった。